数も種類も豊富な資格

就職難の時代にあって、少しでも自分の立場を有利にしたい、少しでも高い評価を得たいということからこれまで以上に資格試験に注目が集まっています。

特にIT関連の資格は取得する人も多く、企業の側もそうした資格を必須とするところもあります。ただ、一口にiIT系の資格といっても様々なものがあります。普段パソコンを使って行う業務として最も多いのが書類作成や表計算などではないでしょうか。

こうしたものに対応した資格として、「パソコン技能検定」というものがあります。文書作成や表計算といった基本スキルを持っていることを認定する試験で、このほかにインターネットに関する知識など、基本知識についても試験問題範囲となるようです。

このほか、「Word文書処理技能認定試験」や「Excel表計算処理技能認定試験」といった特定のソフトに関するものもありますが、今ではこのどちらも使えて当たり前といった風潮もありますが、受験資格は特に設けられていないので、就職や転職に際して身に着けておくと有利な資格といえます。

建築や土木系で必要なのがCADによる図面作成です。この能力を測る試験が「建築CADデザイナー資格」や「CAD実務キャリア認定制度」などです。

こちらはCADの基礎的な知識を必要としますし、CADにもさまざまな種類があるため、資格を持っていていも就職先のソフトが資格取得の際に学んだものと違った場合はあまり役に立ちません。したがって、実務をこなしている方が自分のスキルを身に付けることを目的にしたほうがよさそうです。

こうしたIT機器やソフトの操作能力を測る資格とは別に、経営者の視点で、経営計画に沿った効果的なプランを提案し、I T 投資を支援・推進するための専門能力を試験する「ITコーディネータ」という資格があります。

ITコーディネータの仕事は、経営と ITに関する専門的な知識を有し、経営者の戦略的情報化投資をサポートするものですから、この資格を有している人には高いIT知識と見識が必要とされ、転職などによって自分を高い地位へとステップアップさせることができます。

ただし、受験資格が必要ないとはいえ、相当な経験を積んだ方でなければ取得は難しいでしょう。このほか、IT関連の国家資格も存在します。こちらも難易度は相当高いものですが、有資格者となれば高い評価を得られることは間違いないでしょう。

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